セントジョーンズワートとは

ハーブティー

セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)はハーブの一種で、ヨーロッパでは古代ギリシャの時代から精神疾患や神経痛の治療に用いられてきました。
現在ではうつ病、不安障害、睡眠障害などの治療に使われています。
ハーブティーやサプリメントとしても使用されています。

薬に近い効果がある?

1980年代にイギリスの医学誌に取り上げられたことで、抗うつ薬と同じような効果があるとして人気のハーブになりました。
ハーブ先進国であるドイツでは数多くの臨床試験が行われて、軽度から中度のうつ症状の改善と副作用の心配が少ないことから数多くの病院で医薬品として処方されています。

アメリカでは主にサプリメントとして使用され「サンシャインハーブ」「ハッピーハーブ」と呼ばれています。

対人恐怖症に効果があるのか

セントジョーンズワートが対人恐怖症にどう作用するのでしょうか。
セロトニンが不足する原因でお伝えしたように、対人恐怖症の原因の一つにセロトニンの不足が考えられますが、
セントジョーンズワートに含まれているヒペリシンヒペルフォリンという成分が対人恐怖症に効果があると思われます。

  • ヒペリシン … セロトニンを分解する酵素の働きを抑える事によってセロトニンの量を増やす。
  • ヒペルフォリン … 脳から分泌されたセロトニンが再び脳細胞に取り込まれるのを抑える働きをする。

摂取量の目安

一般的には一回300mgを朝、昼、晩の3回で一日900mgほどで、最大でも一日1800mgまでです。
さらにヒペリシンは0.3%以上、ヒペルフォリンは3.0%以上含まれている物が良いようです。
また、効果が出るまで4~6週間ほどかかると言われています。

セントジョーンズワートの危険性と副作用

妊娠中や授乳中の方は危険性があるので飲まないで下さい。
光過敏症、白子症(アルビノ)、フェニルケトン尿症の方も飲むのは危険です。
また他の薬との併用も薬の効果が弱まったり副作用がでる事もあるので注意が必要です。

具体的には

  • 鎮痛薬
  • 抗うつ薬(SSRI)
  • ジゴキシン(強心薬)
  • 経口避妊薬(ピル)
  • テオフィリン(気管支拡張薬)
  • 抗てんかん薬
  • インジナビル(抗HIV薬)
  • 抗不整脈薬
  • ワルファリン(血液凝固防止薬)
  • シクロスポリン(免疫抑制薬)

などです。
薬を服用している場合は医師に相談することをオススメします。

また、服用した10%以下の人に

  • 胃腸の不快感
  • 口の渇き
  • めまい
  • 頭痛
  • 光線過敏症

などの副作用が表れるようです。
上記の症状が出たらすぐに飲むのをやめましょう。

更に
2015年にオーストラリア・アデレード大学の研究グループがセントジョーンズワートに抗うつ薬と同じような副作用があると指摘しています。

セントジョーンズワート、思わぬ副作用に警告、大部分が表面化していない可能性も指摘


こちらの記事でサプリメントをいくつか紹介しています。↓

対人恐怖症かも!?と思った人が飲むべきサプリメント